【水晶惑星】~地球のかけら専門店~のブログ

水晶惑星がお届けする、鉱物雑感や、石が出てくる本について、また、水晶・鉱物・原石・天然石ブレスレットなどの紹介を綴っています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

石が出てくる本『幸せな王子』(幸福の王子)


幸せな王子


原作:オスカー・ワイルド
絵 :清川あさみ
訳 :金原瑞人
写真:今井智己

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
町に、金ぱくでおおわれ、サファイアの目、ルビーの柄の剣をもつ幸せな王子の像がたっていた。
ある夜、仲間と別れた一羽のツバメが王子の像にとまった…。
オスカー・ワイルドの童話『幸せな王子』がアーティスト清川あさみの糸や布、ビーズなどを使い
緻密に縫いこまれた作品とともに新たな絵本となって現代によみがえる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


私がはじめてこの話を知ったのは、子供の頃。
NHK教育テレビでやっていた、お話の番組でした。
その時の記憶では、
銅像の王子がつばめに頼んで、剣に嵌めこまれているルビーと、
サファイアでできている自分の目を、貧しい人々にあげてしまい、
つばめは王子のために温かい国へは渡らず、王子のもとで死んでしまう、
悲しいのか、素敵なのか、判断のつかない話・・・
と思っていました。

それから大人になって、この本に出会って・・・・・・。
記憶との違いに、とても驚きました。
まず、王子と出会う前の、つばめの人生の複雑なこと。
それから、大人の心に響く、大変美しい話だったということ。
捉え方は様々かもしれませんが、性を超えた愛の話だったということ。

そして、清川あさみさんが、美しい布や糸やビーズを使った20以上の作品をもって、
この話に情熱を傾けたことに感動しました。

幻想的な作品の数々が、時には想像力をかきたてるように、
時には目に焼き付いて離れないほどの大インパクトを持って、1ページ1ページ、世界を創っています。
布や糸というのは、鉱物と同じように、ありのままの、優しさと厳しさを併せ持っているように感じます。


さらにこの絵本は、原作、絵、訳、写真、その全てが、
「絵本」というイメージの枠からは想像もできないような、
熱い流れによって作り上げられ、その表現の一つとして、
文章が、ところどころ大きな文字になっていて、強調されています。
本来ならば、読者をコントロールせず、感じるままに任せて欲しいところですが、
この絵本は従来の絵本とは違い、
ひとつのドラマであり、携わった作者全員の主張であり、すなわち、絵本である前に、芸術なのだと思います。
ですから、文字の強調も作品の一部なのでしょう。

大人にプレゼントしたくなる絵本です。
皆様も機会がありましたら、ご覧になってみてください。


記事担当:田原

【水晶惑星】~地球のかけら専門店~
水晶、天然石、鉱物、原石の販売
http://www.s-waku.com/




スポンサーサイト

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。